プチクリ!再読に触発されて浮き出てきた諸々
※他の本への言及も含む
#感想

積本の消化を…とかいいつつ、岡田斗司夫さんのプチクリ!を読み返していた
再読4回目くらいかな
毎回思うけど、読みやすくワクワクする文体で綴られていて、こんなふうにスラスラと読める文章で書けるようになりたいなと思う

興味を持てないものと好きなものを改めてマインドマップに書き出してみたら、少し自分の仕様理解が進んだ気がして面白かった

好きなものについては、推しや推しカプがこんなシチュエーションに放り込まれたら…? な妄想に絵や文章といったかたちを与えてこのサイトやPixivに出していく、という今と変わらないスタイルでやっていけばよさそうかなという感触を得られたので、のんびりやっていきたい
本当はもっと見たいシチュエーションを消化するだけの文章とか小ネタ絵とかをたくさん作りたいと思っていた…とか、推しカプの漫画を読みたいと思っていたことなどに気づけたのがとてもよかった

興味を持てないもの=私には才能がない分野として恋愛というワードが引きずり出されてきたのを新鮮な気分で受け止めている

確かに昔から恋バナとか全くついていけなかったし(この表記する時点で年齢がばれてしまったりするんだろうか)、好きな作家さんの本でも恋愛メインの展開だなーとあらすじから察すると手が伸びていかない

見目のいい男女数人ずつ集めて恋愛模様を観察するみたいな趣旨の番組が楽しいという話を会社の人から聞いて、そういうのがあるんすねえみたいな反応したら、食いついてくると想像していたらしい相手から女性の方ですよね…? と不思議そうな反応をもらったこともある…

サブプロットとしてささやかに慕情とかが描かれていたり、さらりと肉体関係を持つことを楽しんでいる描写があるのはそこそこ読めるし見られるけど、そっちをメインにされると入り込みづらく感じる
江國香織さんの文章が好きでもっと読みたいんだけど、ホリーガーデンとエッセイをいったりきたりする程度で二の足を踏んでいる状況もまさにそれだ
ホリーガーデンは特になにかが解決するわけではないのだけど、時間の流れと、さらりと描かれるいろいろな出来事の中で発生する変化みたいなものがじんわりきてものすごく好き

書いていて、闇のパープルアイとか海の闇月の影とか実家に置いてあったのを昔読んでたのを思い出した…恋愛模様が一要素として扱われる展開なら、たぶんいくらでも読める
サスペンスやミステリ、プロフェッショナルな人がなにかを解決しようと奮闘する展開が特に好き
アレクシア女史シリーズとかもロマンスの塩梅がちょうどよくてお気に入りだった

もともと問題解決主体のエンタメが好きな傾向もあるから、文学を難しいと感じるのと似ているかもしれない
示された問題が解決されていく過程を追いかける方がどうしてもわかりやすい
純愛より目的ありきの打算や嫉妬感情のほうが共感できる…

示された内容に対してそういうものなのかとは思うし、そこまでする行動力を人に与えるものなのかと感動したりはするけど、誰かを好きとか愛するみたいな部分を他人事としてしか受け取れずにいる
つまり私にはセンスがないし、書けないってことなんだろうな…などなど
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