#サフバロ
カルマ教会攻略中に、一方通行の壁に飲み込まれる場所がある
サーフと組んだ作戦行動中(弊サーフは物理タイプで、氷も鋭利に形成して物理攻撃に使うタイプのため、アートマとしては魔法に特化した大佐が一緒に行動するケースがあるといい)
敵影を警戒しつつ先行したサーフが壁に飲み込まれるのを見た大佐が、追いかけるのをためらって、別ルートへ足を向けてしまおうかと葛藤する場面が見たい
カルマ教会攻略中に、一方通行の壁に飲み込まれる場所がある
サーフと組んだ作戦行動中(弊サーフは物理タイプで、氷も鋭利に形成して物理攻撃に使うタイプのため、アートマとしては魔法に特化した大佐が一緒に行動するケースがあるといい)
敵影を警戒しつつ先行したサーフが壁に飲み込まれるのを見た大佐が、追いかけるのをためらって、別ルートへ足を向けてしまおうかと葛藤する場面が見たい
続きを読む
----------
しばらくその場で待機してもサーフが戻ってこないのを見てとって、今ならば、と胸のあたりがざわつくのを覚える(その間たぶんサーフは、追ってこない大佐に焦れながら、元の道に戻るルートを探している)
サーフを飲み込んだ壁に手を伸ばす
軽く表面に触れただけでは向こう側には吸い込まれない
自身が根城にしていた屋敷にあったものと同じたぐいのものだと理解した視線が、別の方面へつながる通路へと引き寄せられていく
今ならば
あの男の目がなく、手も届かないこの状況ならば
入り組んだ迷宮の中、振り切ることすらできるかもしれない
あるいは、内部に跋扈するアートマにやられたと見せかけるために、手持ちの品を散らしておくことも…
思案に沈んでいた耳朶に、かすかな物音が滑り込む
振り返り様に拳を叩き込み、床を蹴って距離をとる
敵性アートマに向き合ったところで、冷え冷えとした空気が剥き出しの二の腕を刺激する
もう戻ったのか、と軽く舌を打つ
先へ進むのを阻もうとする仕掛けだ 元来た道に戻すルートがあるのは予想できた
力尽きた敵アートマの肉を喉に流し込んでから、満足そうに喉を鳴らした男を見上げる
変身を解いた男の手が真っ直ぐに伸びてきて、手首を掴む
銀の視線が、先程飲み込まれた壁に据えられた
「この先で、道が二股に別れていた」
「そうか」
なぜ追ってこなかったのか、自明のことには一切触れてこない
それでも、手を引く力は有無を言わせないほど強く、頑なだった
しばらくその場で待機してもサーフが戻ってこないのを見てとって、今ならば、と胸のあたりがざわつくのを覚える(その間たぶんサーフは、追ってこない大佐に焦れながら、元の道に戻るルートを探している)
サーフを飲み込んだ壁に手を伸ばす
軽く表面に触れただけでは向こう側には吸い込まれない
自身が根城にしていた屋敷にあったものと同じたぐいのものだと理解した視線が、別の方面へつながる通路へと引き寄せられていく
今ならば
あの男の目がなく、手も届かないこの状況ならば
入り組んだ迷宮の中、振り切ることすらできるかもしれない
あるいは、内部に跋扈するアートマにやられたと見せかけるために、手持ちの品を散らしておくことも…
思案に沈んでいた耳朶に、かすかな物音が滑り込む
振り返り様に拳を叩き込み、床を蹴って距離をとる
敵性アートマに向き合ったところで、冷え冷えとした空気が剥き出しの二の腕を刺激する
もう戻ったのか、と軽く舌を打つ
先へ進むのを阻もうとする仕掛けだ 元来た道に戻すルートがあるのは予想できた
力尽きた敵アートマの肉を喉に流し込んでから、満足そうに喉を鳴らした男を見上げる
変身を解いた男の手が真っ直ぐに伸びてきて、手首を掴む
銀の視線が、先程飲み込まれた壁に据えられた
「この先で、道が二股に別れていた」
「そうか」
なぜ追ってこなかったのか、自明のことには一切触れてこない
それでも、手を引く力は有無を言わせないほど強く、頑なだった