#アバチュ
アバチュ2のリアル組についての話
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リアルサーフって本当に…顔がよくて、声もよくて、したたかな野心家で、自分の目的のためならどこまでも社交的にも冷酷にもなれる、しみじみと魅力的なキャラクターだなあと思う
ギャップのあるキャラクター造形が好き

数十秒しかない尺の中で描写されていると考えると、脚本・演出の人本当にすごいなあと感激する
尊大で皮肉屋な内面は、リアルヒートくらいにしか晒したことがなかったのかな とも思うのだけど、金髪のアルジラのとった行動が気になる
リアルサーフへの愛情が根っこにあると思ってもいいのだろうか

愛した男を守るためにああしたにしては「取り返しのつかないことをしてしまった」と怯えているようにも見えて、なにかしからの弱みを握られてコントロール下におかれていたとか、脅されていたくらいはありそうな気がする

リアルヒートがああいう行動をとる可能性を予期していたんだろうか
もし居合わせた研究員が動揺してマイクとカメラをONにしてしまわなかったら、どうするつもりだったのかな

リアルヒートがリアルサーフに銃を向けたことは他の人たちも目にしているはずだから、金髪のアルジラは危険人物から自分を守ってくれたんだという方向に持っていったんだろうか
部屋に入ってきた大佐は、どのようにして始末をつけるか目まぐるしく頭を働かせていたかもしれない
二人で合意して、その場にいた人たちで口裏を合わせることで、事件をおおっぴらにしないように運んだのかな

リアルヒートが持ち込んだ銃には弾丸が装填されていなかったことも後になって知らされるんだろうけど、銃口を向けられた段階でもテクノシャーマン19号を使った実験をやめる気なんてさらさらなかっただろうから、(リアルヒートにはリアルサーフを殺してまで止める意図はなかったという)真実を知ったところで、素っ気なく肩をすくめるくらいなのかも
しょうがない奴だなあ、みたいに あんな形で僕の邪魔をしなければ、まだ生きていられただろうに

リアルヒートをまだ利用するつもりなら、金髪のアルジラに引き金を引かせたりしなかっただろうし、あの状況が想定外だったとは思えない
当たりどころが悪くて死んだとしても構わない、と既に見切りをつけていたとしか…

金髪のアルジラが「いの一番に喰われた」のは、リアルサーフの一番近い場所に立っていたからなのか
または、化け物に姿を変えた男に向けて発砲して注意を引いてしまったからなのか

「何度あんな女のために死ねば気が済む?」はさすがにセラを指していると思っているけど、あってるのかな
ムービー見返してみよう 見えない敵の攻撃からセラを庇おうと振る舞ったヒートに対するセリフだったのかな

というのも、自分を撃った相手なのに、どうにか最後の力を振り絞って、リアルヴァルナに貪り喰われている金髪のアルジラを助けようと足掻くリアルヒートを想像してしまってしんどいため

大佐の台詞からは、リアルヒートがリアルヴァルナに喰われているところを大佐は目の当たりにしていないように受けとれる
見ていたらそれに触れないわけがないような…

オフィシャルファンブックの記述だとリアルヒートもリアルヴァルナに喰われているみたいだけど、大佐は触れていなかった
カルマシティの誰かが語った断片に根ざしていたんだろうか

床に倒れ伏した後、身動き出来ないまま事切れていればそんな展開にはならないけど、どうだったんだろう
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