本屋さん行ったら『まるごと 腐女子のつづ井さん』を見つけて、既刊をKindle本で持ってるけどつい買ってしまった
のっけから笑いが止まらなくてやっぱり楽しい
収納スペースの都合で漫画は原則電書で買うことにしてるけど、紙の本は知り合いへのすすめやすさが段違いなので、こういうまとめ本うれしいな(出版されたのは2020年だから見落としてただけだが…)
『裸一貫!』や『とびだせ!』も文庫サイズでまるごと読みたい
アバロは精神的な追い込みがあまりにもよすぎるから、クォンタムの1巻と2巻だけでも読んで欲しい…と切実に思う
あの二人の関係性は4巻で完成したと個人的には思っているけど、そこまで読むと結構長いんだよな
ちょっとネタバレ? なので伏せる
続きを読む
----------
自分をモデルにして作られた人形に自分の名前を与えて憎悪を向けさせる遊び、すごく屈折してると思うけど、それがいい
体弄くりまわして改造してる感じなのも…
思いのほか早く壊れた、意のままになるお人形…嘲って、すがりついてくるのを振り払って、谷底に突き落として更にせせら笑う
英語版だと所有格がついてmy dear puppetなのもやばすぎる my dear!?
バカラ軍曹の画像検索していたら出てきたゲンカク番長というキャラの顔が好みすぎると思って調べたら、バカラ軍曹の実父と出てきて笑う
なんで番長なんだ…? 若い頃の絵なのかな
WEB小説版のキャラクターらしいので、もう少し調べてみようかな どこかで読めるんだろうか
あとアニメ版の軍曹はまた違う味つけっぽいし、展開も漫画版と全然違うみたいなのでそのうち観てみたい

原作といっても一口に解釈が決まらないってこういうことか…
ゲーム版アバチュとクォンタムははじめから完全別物として見ていたので(主要キャラクターは名前だけが同じで造形は軒並み違うし、キャラデザも小説版独自のものになっていたため)、妄想するときどっちに準拠すれば…とか考えたことなかったな
サフバロならゲーム版、アバロならクォンタム、みたいな感じだった(文章書くときにクォンタム読んで描写の参考にするときはある)
犬木栄治『ビックリマン2000』を読んだ腐目線の感想メモ(主にバカラ軍曹)
続きを読む
----------
記憶にあった場面も、記憶から抜けていた場面もすごくすごくよかった
悲壮になりすぎない設定(アズールの生い立ちを除く)のさっぱりしたライバル関係がたくさん描かれていたので、するすると読める
※湿っぽくないという意味で、戦いの中で築かれていく友情は熱い

個人的なフォーカスポイントは悪魔陣営で、やっぱりカリスマデビルXとバカラ軍曹がすべての始まりだったと再確認できた
記憶に焼きついていた場面は2巻に収録されていた「予選開始! 天聖魔オリンピック」のもので、強気で屈強な男が指先ひとつで屈服させられている場面が深々と突き刺さって今こんなところにいる
バカラ軍曹を見てからバロン・オメガを見ると好みが変わってなさすぎて笑えてきてしまう 人物造形はそんなに似てないけど 二の腕出してる軍人キャラが好きなんだなとはっきりわかる フェイスペイント(入れ墨?)と筋肉も備えていて完璧すぎる
操り人形に改造されたバカラ軍曹が、タケルの語りかける言葉と拳でもとの心を取り戻していく過程もすごく熱くて、大満足
その後は以前よりも気を許しているからか、会話しているときに使う一人称が初期と変わってるんだよね そういう変化も格別でとてもおいしい

最後のオチもすごくよかった 主人公たちが敵と同じようなやり方は選ばないところもすっきりしていていいし、平和な最終話が微笑ましくて…
やり直しとは言ってたけど、そこで世話係やるのあなたなんだ…と素晴らしく好みだった
随所のコマに差し挟まれた、軍曹のドン引き顔もすごくよかったな…とパラパラ読み返しながら思うし、なんだかんだでずっと傍においているので重用されてたんだろうな、軍曹…と思ってにこにこする

カリスマデビルXが、操り人形に改造した軍曹を使い捨てずに回収していたところについ幻覚を見てしまう
あっさり殺してしまわないあたり、コロコロコミックやビックリマン2000のブランドイメージのためなのか? とも思うけど、あんな姿にしてでも手元に置いておきたかったのか…? と悪癖が発動する

まだ使い道があると考えていただけなんだろうけど、アズールのときとはなにが違うんだろうな…生き残りがアズールだけで、援軍は出せないときっぱり見切っていたということは、同行した悪魔が全滅してもなんとも思わなかったってことだろうし…
次界卵が手の届くところにあるという点で状況は違うけど、そういうところなのかな

こんな手段を使わなくても、自分の指示に当然従ってくれると期待していたとも受け取れて、なんか思いのほかこの二人の沼深そうなんだよ…やり直しの間って記憶どうなってるんだろう

少年少女たちへの面倒見もいいバカラ軍曹、いろいろあった3ヶ月後には皆の近所に住んでカリスマデビルの養育係になってるの、やっぱり面白すぎる 遅刻するぞ!って赤ん坊おぶって登場するとは思わないじゃん…
今度はやべーやつに育たないように結構意気込んでそうで、その後の二人が見たすぎる
青年になったカリスマデビル×バカラ軍曹妄想が当たり前のように浮かんでくるからそこそこ重症かもしれない…軍曹がめちゃくちゃ動揺するけど拒絶できない展開を希望
お互いのことなんて呼ぶのかわからないからしっくりくるのを想像するしかないか…呼び捨てにするのかな
赤ん坊はカリスマちゃん呼ばわりだけど、青年期にまだ一緒に住んでるとしたらなんて呼ぶんだろう

カリスマデビルが反抗期に差し掛かった頃、反射的に説教臭いこと言ってから昔のことフラッシュバックしちゃう軍曹とかいないですか…?
金子さんの画集に記載されていた解説文よると、アサインメンツとの戦闘後、縄張りに戻った時点ですでにサーフの感情は発現しているらしい
ムービーよく見返したら瞳の色変わってるのわかるのかな…冒頭のトライブ戦から、セラとの邂逅あたり?
#アバチュ
大佐、サーフを自身の手でどうにかしたいという思いは当初からあったのだろうけど、エンブリオンに対しては多少の侮りがあったのかな サーフとセラ以外は眼中になさそうなんだよね
そこが盲点で、ゲイルの出してきた策をサーフが採用したために形勢がひっくり返ってるの熱すぎる…珍しく灰目のゲイルが語ってくれた「俺の仕える男と〜」(要確認)みたいなくだりも相まって、すごく好きな展開
リーダー同士の首でなければ釣り合わないってことだよね…

大佐自身は、ハウンズをどうにかするのが「自分のするべきこと」だと判断してバットに手土産を持参するよう求めたのかな
そのくらいのものを持ってきてしかるべきだと大佐が考えていたのか、バットが任せてほしいと請け負ったのか ハウンズを相手取っているブルーティッシュからしてみれば、手助けはしてやるけどお前が蹴りをつけろ、みたいな感じだったのかな やり残してきた仕事みたいなもの
ビックリマン2000のコミックスを取り寄せたので読み返してる
レースの話のオチをなんとなく覚えているから、遥か昔にこのあたりも読んでるんだろうな…一番記憶に焼きついているのは別の場面だけど(それをどうしても見たくなって買った)
記憶は美化されがちらしいけど、好きなものの根っこみたいなところがあるので、その場面にたどり着くのがとても楽しみ
二の腕出てる体格のいいキャラや軍人タイプが推しに多いのって、明らかにバカラ軍曹からきてるよな…と思う