コバルトブルーとスチールグレー
アバチュの好きなところの一つは、主人公たちが正義や正論を振りかざす存在ではないところかもしれない
それぞれに信条とかはあってぶつかり合うけど、主人公たちが正義!王道!という描かれ方をしていない印象
お前のやり方は受け入れられない、という拒絶を行動で示す場合はあるけど、相手がどう倫理にもとるかみたいな感じで非難したりはしない
ジャンクヤードの流儀なのかな

例えば、大佐がハウンズに対してしたことはチート能力を使った一方的な殺戮として受け止めることも可能だと思うけど、ジャンクヤードでそもそも殺し合うことを宿命づけられている彼らは、大佐の行為に対して善悪を語らない
好悪も語らない
ただ対決の時が迫る難敵として描写されている その点にたまらなく痺れる
プレイヤーが抱く印象はなにかしらあるかもしれないけれど、作中で大佐の行いを糾弾する人はいない
巨船の残骸で、エンブリオンもまたブルーティッシュの構成員を「必要だから」殺しているわけで、その間にさほどの差異はない認識なのかもしれない
エンブリオンサイドも、船の奥まで誘い込んで敵の戦力を削ぎ、縄張りに忍び込んでリーダーの首を直接獲りに行く
どれもニルヴァーナに至るために必要な行いだからやっているわけで、勝つために手段を選ばない点は同じ

アスラプロジェクトを押し進めていた件については、あの世界の未来の誰かから批判的な文脈で語られることがあるのかもしれないけれど、それはジャンクヤードの外に暮らす自分たちに近い倫理観を持った誰かの意見ということになるんだろうな
大佐は非情で冷酷だけどサディストではない方向で受け止めている
相手を痛めつけることで興奮するといったことはなくて、ただ当人が必要だと判断したことを遂行しているだけ
ハウンズの縄張りを壊滅させたときにも、なんの感慨も愉悦もないといい
「喰らいたければ喰らうがいい」と告げる場面でも、力を振りまいたら自分はさっさと姿を消して共倒れを待つことだって出来ただろうに、そうしていない
戦闘をエンタメとして捉えていなさそうだし、べつに当人も好戦的というようには見えない
お花畑な感じのサフバロも少しずつ形にしていきたい
甘々妄想がなんとなくこっぱずかしいので伏せる

前提…何故か変身もする現パラ時空で、サーフがラーヴァナを抱き枕にしている設定

ひんやりもちもちして肌触りのいいラーヴァナ
癒やしのために変身してもらって抱き枕にしていたけど、しばらくバロンが留守にすることになる(当たり前のように同居している)
ラーヴァナの代わりにするため、サーフは紫色のヨギ●ー(大きいやつ)を買ってくる

帰宅したら自分の代わりが家に鎮座していて、ちょっと面倒だと思っていたことから解放されたはずなのに何故かモヤモヤするバロン
モヤモヤしたまま、いつもの癖で布団に潜ってから変身してみるなどし、なにをしているんだ…!? と頭を抱えることになる
(その日まで布団に横たわっていたヨギ●ーは部屋の隅に置かれている。せっかくサーフが気に入って買ってきたものなので、粗末には扱わない)

結局変身を解く前にサーフに見つかって、「クッションには出来ないこともしてくれる?」と迫られてしまう
困り果てた挙げ句、4本の腕でサーフのことをぎゅーって抱きしめてあげるやつ…

別ルートで「クッションには出来ないこともさせてくれる?」があり得て、その場合はたぶん疲れてるんだけどたっぷり付き合ってあげる展開のサフバロに進んでいく
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シェフィールド、EGGで一緒に働いていた面々に対しても、TC22で警部補に告げたみたいに「サーフで構いませんよ」みたいなことを伝えていたんじゃないかな…と思う
なので周りはそう呼んでいたのだろうとなんとなく想像できるけど、直接名を呼ばれる場面がないので明確になっていない
あるnoteをしみじみとうなずきながら読み進めていたら、300を超えるマイナーカプ作品(カプそのものは単一)を一人で支部に上げ続けている人が紹介されるくだりで呆然としてしまった
すごすぎる…知っているジャンルだったら是非読んでみたい
推しカプの支部掲載数2桁(絵のまとめと漫画と文章の合計)は達成できたけど、ネタの消化に時間がかかってなかなか増えていかないんだよな
冷める気配はないし、形にしたいものはいろいろあるので、のんびりやるしかないんだけど
ジナーナは飢餓で、ルーパは暴食と力の使いすぎでアートマの暴走に至ったのだと認識していて、セラがそばにいてくれているエンブリオンメンバーはともかく、ミックやバットや大佐をはじめとした敵対者たちはたらふく喰らっていたはずなのに頑丈すぎないか…? と首をひねっていたけど、勘違いだったみたい
ゲームと原案小説はそのへんの考え方も違いそう

2の攻略wikiを眺めていたら、ルーパは敵のことを喰らわずに引き受けたという感じのことが書いてあって、ああ…!! となった
地下水道に打ち捨てられていたブルーティッシュ構成員の死体…そういうこと!?

局面が進行するほど骸に残された損傷がひどくなっていって、加減する余裕がなくなっていっているのを表していそうではあったけど、そもそも喰らっていたら姿形なんて残っているはずがないんだ……確かに……
敵対者の体に残る傷がひどくなっていくのも、気を抜くと貪り喰ってしまいそうなのを気力で抑えていたからなのかな
つまるところ、ルーパも飢えに抗えなくてアートマの暴走に至ったってことだった
ハイ・アートマ持ちだから堪えられていただけで、渇きの波動の影響に蝕まれていた可能性もあるのかな
喰らわなかったのは、とにかく敵の数を減らしてエンブリオンの侵攻を手助けするという意図があったからなのか

アートマの求めに応じてひたすらに喰らうほうが安全方向だったということだよね
だとしたら、掟の変更をあっさりと受け入れてアートマの力を利用する方向に舵を切った他の面々が暴走しなかったのもうなずける
軍曹のギリメカラとか…腰抜け共を喰うのが自分の仕事だ、みたいに話してたから、ブルーティッシュは完全にそういう文化だし…
大佐も大佐で、戦力にもならない腰抜けはせめて餌になって私の役に立て、くらいのことは言いそう
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EGGでオブライエンとシェフィールドが姿を見せるけど、あれってヒートとサーフがセラの命をつないでいた水(?)の中に落ちたことで情報体が観測されるようになったイメージになるのかな
オブライエンは自分の意思で隠れていたというよりも、ヒートの介在によって初めて姿を観測できる状況になった、みたいに受け取っている
リアルとフェイクのサーフの姿が観測されたのも、ジャンクヤードのサーフがあの場所にいたからだったりしないかな
もしあの中で5年間をさまよってオブを探し続けていたとしたらものすごい執念だけど、セラもジャンクヤードにダイブしていなくなっている空っぽの場所でそんなふうになるかな…という気持ちがある
やっぱりサーフとヒートという触媒ありきなんじゃないか
たぶんこう呼んでたんだろう、とかこんなふうに呼んでいてほしい、というのはあるけど、原作中で一度も名前に言及されていない場合はどうしようかなとなる
ネタバレたくさん

ゲームで切り取られた時期にオブライエンがシェフィールドのことをなんと呼んでいたのか
(シェフィールドからオブライエンは、リアルヴァルナとの戦闘中の台詞で『ヒート』呼びであることがわかっている)

妄想時空で大佐がジャンクヤードから抜け出せたとして、(マダムに素体を用意してもらえたものとする)マダムは大佐のことをなんて呼ぶのか
クォンタムに倣えば直接話すときは『ベック大佐』になりそうだけど…?

今はルーパがエンブリオンメンバーの名前を呼んでいる台詞があったか思い出せなくて、探している
『君たち』とか『君』と口にする場面はあったけど、ゲイルやサーフのことをなんて呼んでたっけな

大佐は、ゲイルが『ベック』と呼んでくれていて、サーフもゲイルとの会話では『ベック』と呼称する
ヒートとセラはたぶん大佐のこと眼中にないので台詞での言及がなく、アルジラとシエロの台詞に登場するときは『バロン』だった
(ヒートはちょっと自信ない どこかのマップで言及があったかもしれないので、調べる…ほとんどセラの話しかしてないはずだけど)

ジャンクヤードの出来事を振り返る選択肢では『バロン』と表記されているので、サーフは対外的には『ベック』、個人的には『バロン』呼びと解釈している
ただあの選択肢は使い回されていて、ゲイルが操作キャラになったときに地下街でフレッドに話しかけると同じように回想に飛べるけど、そのときの選択肢でも『バロン』だったので、うーん…? という感じにもなる
単に台詞のスクリプト作った人が違うだけなのかもしれない

セラフをどう解釈するか…太陽で出くわした時に『バロンの情報』としているから、やっぱり『バロン』だといいなあ あれは主体サーフでいいのか…? というのはあるにしても
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神ツク
十六夜の中層、滝夜叉姫までは安定して進めるようになってきて、今日初めて酒呑童子のところまで行けた
苛烈な攻撃をどうにか凌ぎつつ、半分くらい削ったあたりで敗北
残月堂は必ず通るようにして、使えるマナの範囲で神魔札を増やしていくと少し安定しそう
特に中層の最初はボスにマナを掠めとられがちなので…
翻訳が2巻までで打ち切られているっぽいけど、英語版クォンタムでファン・ベック大佐がどんなしゃべり方するのか見てみたかったな
使う言葉も荒っぽくて品のない感じなのか、きれいな英語だけど皮肉っぽい感じなのか
前者が似合いそうだけど、後者も捨てがたい
英語版クォンタムの「My Dear Papet」があまりにも効きすぎてクラクラするので、双方向時空の大佐も…こう…サーフに対してなんかないですか…? の気持ちになり色々思いを巡らせてみてた
ただ、日本語で「私の……」みたいな感じにするとどうしても違和感が拭えず…妄想の中でも言ってくれなさそう…
双方向時空だと大佐の方が情熱的で愛情深いところを見せてくれる感じの妄想を捏ねてるんだけど、言葉にするより態度で示してくれる幻覚をはっきり見ているので解釈(?)と喧嘩になる
相手の前でだけは自然体でいられるというのは、相手が特別だからというより、むしろそういう目で見ていなくて意識してないからでは? というのを見かけて、なるほど…と思いながら書いたものを読み返している
うーん…ダサいところは相手に見せたくないし、格好つけようとはしている…かな…恋愛的な文脈では相手の前ではいい格好したがるもので、ある程度の緊張感は必要ってことなんだろうか
推しカプが二人でだらだらしゃべってるだけの場面も好きだし読みたくはあるけど…
妄想の中では、敵として相対した顔とも、他の構成員たちに向けるリーダーとしての顔とも違う一面を、サーフが大佐に晒す…というのがサビで、割と我儘で身勝手で聞き分けもよくなかったり、普段の冷静さからは考えられないくらい顔や挙動に色々とだだ漏れていたり、みたいなやつが見たいんだ…
でもってやっぱり普段は気を張っているから、二人きりのときにはどこか隙のある風情だったり、油断していて想定外な状況になったり、みたいな感じになるといいなと思う
サーフだけがそうなるんじゃなくて、お互いにそういう状態だといい
キャラクターが選択する行動の根っこにどんな相手の存在や出来事があるのかな…という想像をするのが楽しい 異性間、同性間問わず
ヒト→セラ推しのフィルタかかっているので、苦手な人は注意

例えば大佐なら、サーフと同じ顔をした男が変じた異形に喰われた時に味わった恐怖と痛み、それが転じてサーフに対する強い憎悪になっている みたいな

あるいはヒートなら、ジャンクヤードでもニルヴァーナでも、どこにいても行動の動機がセラの存在にありそうなこととか

ゲイルなら、サーフをジャンクヤードの覇者に導くことがあらゆる行動のベースになっていそうだな、とか
サーフを傍らで支えること、サーフから託されたセラを守り導くこと
あと巨船とかさ…うちのリーダーを舐めてもらっては困る、みたいな感じだったもんね…

ヒートもサーフのことを認めているからこそ、大佐にサーフが倒されたら大佐に従うのではなく自分がボスになると主張したんだろうけど、サーフを推している熱量がすごいよなあ、ゲイル…

そうすると、やっぱりヒートがサーフの下に甘んじているのは、どちらかというとセラのそばにいられるからなのかな、とか思ったりする
あらゆる場所で話しかけたときに出てくる言葉の殆どがセラ絡みなのもあって、やっぱりヒートにとっての優先度第一位はセラなんだなあとしみじみ思う

気遣ったり、心配したり、助けるために体を張ったり、他のメンバーから疑いの目を向けられそうになったセラを庇って「俺たちは仲間だろ」という方向に話を逸したり、セラを守れない周りにやきもきしたり
そんでもって、自分が倒れるときにまでセラのことを気遣ってるんだもんな…
ラジオドラマではセラが寒くないのか気にしたり、かけてあげたマントが臭くないか心配したりもしていて、こういう揺らぎを晒すキャラクター造形、本当に刺さるなあ
気になる相手の前でいい格好したい、みたいな…いいよね…
(公式が全部見せてくれているので、たぶん自分でなにか書いたりする日は来なさそう)

ヒートからセラに向けられているのは単なる庇護欲であって恋愛感情ではない、とする方向もあると思うけど、だからといってセラ以外に気をとられて脇見するヒートもイメージできないんだよな
恋愛感情でなかったとしても、優先度がセラ>>>>>その他って感じなのは変わらないような気がする
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期待を込めて、今年の4月頭からアバチュリマスターに備えた積立を始めてみている
真3、超力と2000年代前半に出た作品がぼちぼちリマスターされているし、そろそろ来るんじゃないかと思って…例のアンケートでも、9位にアバチュがランクインしてたし…
ちょうど平日のラテマネーを削ったところだったのもあり、浮いた金額を毎日プール用口座に振り替える形で実践中
リマスターが出るまでにどのくらい積み上がるかな
なんとなく色々な方面へのモチベが下降気味だったけど、少し張り合いが出てきた感じがする
たぶん、自分にできることをやってみている状況なのがいいんだと思う
グッズ代もここから出せるといいなあ
その前に真4とかデビサバが来る可能性もあるけど…アバチュとライドウをやりながらのんびり待とう
真4と真4F、DSJもルートコンプはまだなので、当分PS2と3DSで遊べそうではある
双方向時空、すっかりサーフに絆されていて行動に滲み出ているけど自覚の薄い大佐とか、プライドが邪魔するせいで相当参っているのを認められずにいる大佐とかをたくさん吸いたい
双方向時空のサフバロが喧嘩したら…
お互い頑なで譲らないんだけど、周囲の想定に反して大佐のほうが先に折れるといいなと思う
サーフとの関係がぎくしゃくしても一切メリットがないので、そのあたりの打算が先に働く
喧嘩の原因になったことに対しては直接触れずに、様子を見ながらサーフの気に入るような行動を選んでみる…とか、手探りな感じだとなおいい
まどろっこしいのが嫌だから、ド直球に「どうしてほしかったのか言え」みたいにぶつかっていくのも捨てがたい

そのあと気持ち距離をおこうとするんだけど、サーフの方が構わずぐいぐいくるので余計にこじれたりとか
せっかくクールダウンしようとしているのにそんな暇を与えてもらえないやつ
聴聞機の場面、強い光が放たれたときに他の面々が目を背けるくらいで済んでいるところ、大佐は後退って顔を庇うという二段受けの振る舞いになっていて、とんでもない状況に巻き込まれてしまった動揺があらわれているみたいでとても好き
サーフは泰然としていてあまり動じてないね…
あの場にいる中でサーフと大佐だけが瞳に色を宿していることになるんだけど(サーフについては出典:金子一馬画集IXの解説010)、リアクションにタイプの違いが出ているようですごくいいなあ
大佐が本心ではモデルとなった男の記憶が自分に備わっているのを期待しているんじゃないかと心配になったり、モデルの記憶を断片的に持っていたとしても話が噛み合わなかったりするなどしてモヤモヤするサーフのサフバロ

こういうのを好んでいたはずだ、と思ったもののジャンクヤードのサーフはそうでもなくて失敗した…と冷や汗をかくけど、黒髪のサーフをリファレンスにしたなんておくびにも出さず、お前の部下の誰かから聞いたつもりだったが記憶違いだったらしい、と素っ気なく話を変える大佐のサフバロ

このあたりの対人スキルは、苛立っていなければ大佐のほうがスマートだといいなという妄想
視野が狭くなったり八つ当たりモードだとうまくいかないといい
ポイント136での顛末を復習していて思ったことだけど、ヒートはセラを助けるためとなったらまっすぐで迷いなく行動の方向性が徹底していて、本当にすごいと思う
バットのこと八つ裂きにしたくてたまらなかっただろうに…
以下は2の話

それだけ大事に想っていたのに、その感情が「そう作られたから」「与えられたものだから」なんてことを知らされたらたまらないよ
それでもセラのそばにいたのはどういう心境からだったんだろう
ヒートは多弁な人ではないから、だいぶ解釈が分かれるところだと思う
クォンタムのヒートはゲーム版とかなり造形が違うので、そっちが示したのと同じ動機だとは思えず…
サーフが必ず来るはずだからと待ち受けていたというより、サーフが来ているとわかれば命をつなぐ自ら抜け出して自分の命を削ってでも会いに行こうとするであろうセラに諦めさせるため…? みたいなことを考えてしまう ヒートの不器用な優しさ
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